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2016.11.12トランジション・シンポジウム2016

2016.11.12トランジション・シンポジウム2016を開催しました。
今回のテーマは、災害と地域コミュニティ~しなやかな底力・レジリエンスを育てる
参加者はスタッフも含めて50名程度。聞きたいことはまだまだたくさんありましたが、コミュニティの力を感じる一日にありました。

午前中は、梶間さん(か〜まさん)制作のエコビレッジのフィンドホーンとトランジション発祥の地トットネスを紹介する映像の上映会。
楽しくなければ持続可能じゃない!はどちらのコミュニティでも感じたこと。
事例とともにコミュニティ、人としてのありかたも垣間見える映像でした。

午後からは、シンポジウム。
トランジションタウンの活動についてお話ししたあと、テーマにうつりました。

★小野寺真希さんより
「震災から生まれた新たなコミュニティ(宮城県気仙沼市)」
高校生の時に被災してから、地域を見直して活動に参加した小野寺さん、現在は東北芸術工科大学コミュニティデザインを学びながら、地域の活動で活躍しています。
消費する価値観やコミュニティ、地域への考え方が変わった様子を話してくださいました。
底上げユース:

https://www.facebook.com/sokoageyouth

★石本めぐみさん、田浦佐知子さんより
「女性支援の現場で NPO法人WOMEN’S EYEの活動」
主に南三陸町で活動。女性の支援を中心に活動されています。
その活動の内容は、つながること、交流、仕事のサポート、起業、広報など多岐にわたります。けれども、そこには本気が感じられ、本気でパン屋を目指す講座を年間とおして支援し、実際にパン屋さんができるようになっていったことや、刺繍や手仕事で楽しむことを見つけたり、シングルマザーへの支援と仕事のサポートなど。
デジタルでなく、アナログの大切さを特に感じました。

http://womenseye.net/

★吉田俊郎さんより
「トランジションとサバイバル」
日本でのトランジションタウンの活動を創設し現在も共同代表として続けている俊郎さん自身が、南阿蘇に移住後、熊本地震にあい、支援活動をしながら、トランジションの考え方がどう生きたのか、また自身の価値観やコミュニティのありかたについてお話しいただきました。サバイバル、まさに今の時代を表現し、また後回しにされていることなのではないか、と思いました。
たねまきハウス@トランジション・タウン南阿蘇

http://tanemakihousett.greenwebs.net/

質疑応答のあと、グループでディスカッションしていただきました。
このあとは、新しく立ち上がっているトランジションタウンのお話しを伺いました。
・トランジション神戸
・トランジション岐阜
・トランジション東彼杵
・トランジション安曇
・とらんじしょん昭島
うまくいかない事例や、よかったことなどお話しいただきました。
そのあとの懇親会もたくさんの方が残ってくださいました。

トランジションジャパンのマンパワーも充分とはいえませんが、南阿蘇の吉田俊郎さんをはじめ、小金井の梶間さん、津田沼の竹内さんご夫妻、鈴鹿から北川さん、大阪から筒井さん、たまから加藤さん、藤野から私小山がかけつけて開催できました。
トランジションタウンで活動するメンバーも横浜や鎌倉、栃の木、小菅、まちさがなどからもかけつけてくださいました。
今回紹介させていただいた活動も、参加してくださった方も、同じ方向を向いて向いて何かしようとしている方たち。
会場を貸していただいている明治学院大学白金キャンパス、平山さんにも感謝です。
点と点がどんどんつながっていけばいいと思います。
また、開催できることを願って。
みなさま、ありがとうございました。